Aqunia Flood

意思決定の現場で
使える洪水予測を

流域・国・大陸全体から、ローカルエリアまで、段階的に数日先の洪水深・浸水域マップを提供します。

JAXAおよび東京大学の開発した全球水循環シミュレーションシステム「Today's Earth」の研究成果を技術基盤として活用しながら、独自技術を組み合せて構築しています

THE PROBLEM

気候変動に伴う水害の激甚化と
EWSへのニーズの高まり

気候変動に伴いグローバルでの水循環が変容し、世界各地で豪雨・洪水の激甚化が進んでいます。極端な気象現象がもたらす被害が拡大するなか、政府・開発機関・インフラ事業者は実効性ある早期警戒システム(EWS)の整備を急ぐ必要に迫られています。しかし、実際に必要とされるスケールと精度でEWSを展開することは、依然として大きな課題です。
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THE CHALLENGES

洪水予測システムにおける 精度とスケールの両立の難しさ

こうしたニーズに応えるには、精度とスケーラビリティ(全国対応等)を両立した予測システムが不可欠です。しかし、既存のアプローチは精度かグローバルスケールのどちらかに寄っているものが中心的です
ローカルモデルは精度に優れる一方、現地調査やパラメータ調整に多大な時間とコストを要し、広域展開には向きません。グローバルモデルはスケールしますが、現場の意思決定者が実際に判断材料とするうえでは課題があることも多いです。

既存の洪水予測システムはトレードオフを抱えていると考えています。細かなモデルは精度をあげられる一方で、現地調査・パラメータ調整・エンジニアリング工数が膨大にかかり、展開までに数か月を要し、スケールしづらいという課題を抱えています。グローバルモデルはスケールする一方で、解像度と精度が現場の判断に十分とは言えないケースもあります。

Aqunia Floodは、このトレードオフを克服するために開発されました。

WHAT MAKES IT DIFFERENT

3つの特徴

01
グローバルスケーラビリティ

国全体、越境流域にわたる洪水リスクを予測。衛星データと物理シミュレーションにより、地上観測網が乏しい、あるいは存在しない地域でも機能します。

Anywhere on Earth
02
ローカルレベルで見た精度

Aquniaのローカライズ技術により、グローバルシミュレーションをもとに重要なエリアに対して、さらかにリアルなローカルレベルの洪水深・浸水範囲を提供します

High-resolution
03
数日先まで

洪水発生の数日前に予測を提供。政府機関や事業者に、資源配置、避難指示発令、BCP発動のための時間的余裕をもたらします。

Not hours — days
GLOBAL COVERAGE

全球河川から、ローカル浸水まで。

aqunia flood global

-洪水シミュレーション出力の例:水深 [m]、解像度約5km、全球カバレッジ

2004年最大水深

aqunia flood local yagi

-洪水シミュレーション出力例:浸水深 [m]、解像度約90m、ハノイエリア
予測初期時刻:2024年9月7日 7:00 → 予測時刻:+24時間先

HOW IT WORKS

気象予測から浸水マップまでをエンドツーエンドで構築

1
高解像度降雨予測

全球気象モデル(ECMWF)を起点に、AIを活用してローカライズされた高解像度の降雨データを生成します。

2
陸面過程モデル

陸面モデルを用いた計算により、降雨データなどから流出量、土壌水分、蒸発散量を推定します。

3
広域河川シミュレーション

グローバル河川モデルを用いて、広域的に河川流量や水位変化などをシミュレートします

4
高解像度洪水マッピング

詳細な浸水モデルにより、重要エリアの洪水深・浸水範囲をより細かな解像度で可視化します。

②/③にはILS(Integrated Land Simulator、MATSIRO & CaMa-Flood及びカップラーで構成)を使用しています。また、JAXA・東京大学が開発した全球水循環シミュレーションシステム「Today's Earth」の研究成果を活用しています。

References: Nitta et al. (2020) https://doi.org/10.1186/s40645-020-00383-7; Ma et al. (2021) https://doi.org/10.1038/s41598-021-89522-8

* ILSは現在、実証・研究目的で利用

aqunia flood fewdayslater

Example: Flood Expansion/Depth Forecast

USE CASES

意思決定を担う人々のために

政府機関

全国スケールでの洪水予測システムにより、全国規模の災害対応体制の検討/構築や、水害発生時の省庁横断的な初動判断等に活用いただけます。

Evacuation order Pre-event Disaster prevention

地方自治体

水害切迫時の対応判断や、避難所開設、事前の資機材配置など、現場判断の参考情報として活用いただけます。

Evacuation order Pre-event Disaster prevention

製造業・インフラ事業者

BCP/リスク管理部門において工場・発電所などの操業継続判断、設備の事前退避、BCP発動の対応判断に活用いただけます。

BCP Pre-event measures

開発機関

グローバルサウス諸国における、水害対策・気候変動適応等のプロジェクトにおいてEWS関連のコンポーネントとして活用いただけます

Development bank lending Collaborative Project generation
GETTING STARTED

活用までの流れ

1
初期設計
2
パイロット実証
3
高度化・統合
4
本格運用
1
初期設計

対象地域(PoCおよび本格運用)の選定や、主要ステークホルダーの特定などプロジェクト設計を行います。既存データ・システムや運用イメージの確認/整理を通じて、実現したいことに向けて道筋を明確化。必要に応じてMoUを締結。

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2
パイロット実証

グローバルで取得可能なデータを用いて、Aqunia Floodデフォルト設定での予測結果をご提示します。過去の洪水事例に対する検証を行い、お客様のチームとともに技術的・運用面での課題や対応方針の確認を行います。

Overhead view of financial charts, magnifying glass, and stationery on wooden table.
3
高度化・統合

現地の観測データを用いたモデルのさらなるローカライズや、物理モデルのキャリブレーション等により調整を図ります。 また、Webベースのアプリケーションへのユーザアカウントの設定あるいは、APIでの提供を通じた既存運用システムとの統合等を行い、運用に向けた準備を進めます。

African American woman working in office analyzing data on dual computer monitors.
4
本格運用・継続的支援

サービスのローンチ、ユーザートレーニング、本格運用への引き渡しを実施。最新の観測結果を取り入れたモデルの更新やメンテンス、必要に応じて異なる個別モデルとの連携を通じた実用性の向上等を継続的に行います。

Hands pointing at a financial stock chart on a digital screen, highlighting data analysis and trends.
RECOGNITION & TRACK RECORD

採択実績(Aqunia Flood関連)

経済産業省

グローバルサウス小規模実証事業
ベトナム:SNS・AI技術を活用した危機管理情報プラットフォームおよび洪水予測のローカライズ実証事業
 
2026年2月採択

東京都

航空宇宙産業への参入支援事業
宇宙製品等開発経費助成

衛星データ連携によるグローバル洪水予測システムの開発

 
 
2026年2月採択

PwC財団

2025年度秋期 地球環境(災害予測)

社会実装に向けた統合型洪水予測システムの開発

 
 
2025年10月採択
FIELD EXAMPLE

ベトナム

実施中:洪水予測ローカライズ実証(株式会社Specteeと共同で推進)

キルギス

実施中:洪水予測・気候変動予測に関する実証
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